サイディングシール外壁打ち替え その3(撤去)
シーリング改修工事には、3つの工法があります。
①シーリング再充填工法…既存シーリングを撤去しての再充填
②拡幅シーリング再充填工法…既存シーリング目地を所定の目地形状になるようにダイヤモンド
カッター等で拡幅し、シーリング材再充填。
③ブリッジ工法…新設シーリングが接着しないよう処置をした既存シーリングを、またぐように施工
するシーリング工法
基本的にサイディングの外壁シーリングは
①のシーリング再充填工法が用いられます。
写真のような目地に③のブリッジ工法は不適ですし、
ましてや、ただ上から盛るだけといった工法は存在しません。
真ん中に見える青い筋はハット材と呼ばれるもので、
サイディング貼り付けのガイドの役目をしています。
この青い物は特殊なフィルムが貼られていて、シーリング材が接着しないようになっています。
説明が前後しますが、シールには目地底まで接着させる3面接着と
このようにあえて接着させない2面接着という工法があります。
被着体がよく動くようなワーキングジョイントと呼ばれる部分には2面接着を選択します。
そのほかのワーキングジョイントとしては
金属間目地、ガラス廻り目地、等があります。
ノンワーキングジョイントとしては
コンクリート壁の目地等となっています。
ですから、撤去の際この青いフィルムを傷つけたり、はがしてしまった場合には
ボンドブレーカーというシールを接着させない材料を再設置します。
その4に続きます。