僕達の工事では地下ピットの工事があります。
地下の工事で気をつけなければいけないのが硫化水素!
毎年のように死人が出ています。
こいつを吸ったら最後、いきなりぶっ倒れて即死です。
この気体は無色透明、いわゆる卵の腐ったやつみたいな臭いがします。
しかし!
こいつには嗅覚を麻痺させる能力まである!
極悪ですね。
空気よりも比重が重いため、地下のような場所では底にたまったまま動かないんです。
よくあるのが、作業員が地下ピットの中に入って、ぶっ倒れ、
仲間が助けに行ってぶっ倒れるパターン。。
こういうところでの作業をするためには
「酸素欠乏危険作業主任者」講習を受けましょう。
実際に硫化水素検知の写真です。
ここは食品雑廃槽 ですので、通常の地下ピットとは硫化水素発生原因は違います。
ここは発生が予想されていますので、準備ができるのですが、
事故が起こるのは、発生が予測されないような地下ピットです。
左上に写っているのが検知器です。
通常状態です。
右下の硫化水素 ppmの下の値「0.0」です。
硫化水素未検知ですよって状態。
検査中
右下の硫化水素 ppmの値「OVER」。。。。
実はこの機械、100.0ppmを超えるとOVERの表示に
けたたましい警報と「直ちに避難してください」の音声が鳴り響きます!
中に入ったら多分即死。。。ガクブル